女性の社会進出・晩婚化が進む現代、出産年齢は昔よりも高くなっていて、1975年には25.7歳だった第1子平均年齢が2024年には31.0歳になっています。
しかし、36歳の出産は胎児・母体へのリスクが高まるのも事実です。また、なかなか妊娠に至らず、悩んでいる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、36歳の妊娠確率やリスクについて解説していきます!
神経管閉鎖障害(赤ちゃんの脳の一部が欠ける・背骨から脊髄が出る等)の対策として、医師や厚生労働省は妊娠前に十分な葉酸を摂取して葉酸濃度を高めるよう勧めています。
ただし、体の中に十分な葉酸を蓄えるにはおよそ1か月ほどかかります。つまり、妊娠に気付いたタイミング(多くは妊娠5〜6週目)から飲み始めても、必要な量に間に合わないかもしれません。
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江川 美穂
不妊治療の専門家兼NPO法人日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラー。大学卒業後、不妊治療に興味を持ち、不妊治療を研究している医療機関を徹底的に調査して分析。自身も不妊治療を経験し、現在は一児の母。

原田 美由貴
自身も不妊治療を経験。「子どもを授かりたい」という強い思いから、不妊治療に特化した数多くの医療機関を受診。体外受精やホルモン治療など、さまざまな治療法に取り組んできた実体験をもとに、不妊に悩む方々に寄り添う記事を執筆。現在は二児の母。
36歳が自然妊娠する確率は18%前後
まず最初に、36歳で自然妊娠する確率について解説します。
- 年代別の自然確率
- 初産・経産婦の自然妊娠確率
最初に、年代別の自然確率を確認しましょう。
年代別の自然確率
| 年齢 | 1周期あたりの妊娠率 | 
|---|---|
| 25歳 | 25%~30% | 
| 30歳 | 25%~30% | 
| 35歳 | 18% | 
| 40歳 | 5% | 
| 45歳 | 1% | 
このように、35歳で18%なので、36歳で自然妊娠する確率も18%程度でしょう。
特に25歳・30歳の妊娠率は変わらないのに対し、35歳で妊娠率がグッと下がる点に注意が必要です。
初産・経産婦の自然妊娠確率
続いて、S.J. Chuaらの論文で示されている、海外の4,379人の女性を対象に自然妊娠する確率を調査した結果も紹介します。
| 不妊期間 (年) | 6ヶ月以内の自然妊娠率 (95% CI) | 12ヶ月以内の自然妊娠率 (95% CI) | 
|---|---|---|
| 1年 | 19% (14–23%) | 30% (23–36%) | 
| 2年 | 15% (12–18%) | 25% (19–29%) | 
| 3年 | 9% (6–11%) | 14% (11–17%) | 
| 4年 | 6% (4–8%) | 10% (6–13%) | 
| 5年 | 5% (3–7%) | 8% (5–11%) | 
| 6年 | 5% (3–7%) | 8 (5–11%) | 
| 不妊期間 (年) | 6ヶ月以内の自然妊娠率 (95% CI) | 12ヶ月以内の自然妊娠率 (95% CI) | 
|---|---|---|
| 1年 | 23% (17–28%) | 36% (28–43%) | 
| 2年 | 19% (15–23%) | 30% (24–36%) | 
| 3年 | 11% (8–13%) | 17% (13–21%) | 
| 4年 | 7% (5–10%) | 12% (8–16%) | 
| 5年 | 6% (4–8%) | 10% (6–14%) | 
| 6年 | 6% (4–8%) | 10% (6–14%) | 
例えば、妊娠経験がない方が避妊をやめてから1年間妊娠しなかった場合、半年以内に妊娠する確率は19%で、ほとんどの場合は14~23%の範囲に収まると考えられます。
つまり、同じ条件の人が100人いると仮定すると、19人が半年以内に妊娠し、残り81人は妊娠しないということです。
妊娠経験がある場合のデータは経産婦も含み、妊娠経験のある方のほうが自然妊娠確率が高いと覚えておきましょう。
36歳のダウン症など染色体異常の確率は3.4%
年を重ねると妊娠確率が下がるだけでなく、赤ちゃんにとってのリスクも高くなります。
実際、受精卵が形成されるときに染色体異常が発生し、ダウン症の子が生まれる確率は母体年齢が上がるにつれて高くなります。
| 女性の年齢 | ダウン症候群の子が生まれる頻度 | 染色体異常をもつ子が生まれる頻度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 出生人数あたり | 出生千対 | 出生人数あたり | 出生千対 | |
| 20歳 | 1/1667 | 0.6 | 1/526 | 1.9 | 
| 25歳 | 1/1250 | 0.8 | 1/476 | 2.1 | 
| 30歳 | 1/952 | 1.1 | 1/384 | 2.6 | 
| 35歳 | 1/385 | 2.6 | 1/192 | 5.2 | 
| 40歳 | 1/106 | 9.4 | 1/66 | 15.2 | 
| 45歳 | 1/30 | 33.3 | 1/21 | 47.6 | 
| 48歳 | 1/14 | 71.4 | 1/10 | 100.0 | 
例えば、35歳の場合は1,000人中2.6人がダウン症、5.2人が染色体異常のある赤ちゃんを産んでいます。
40歳以降は一気にダウン症・染色体異常の赤ちゃんを産む確率が高くなり、年齢を重ねるにつれて染色体異常が起こりやすくなると覚えておきましょう。
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36歳で初産した人の割合
続いて、36歳で第1子を産んだ方の人数を見てみましょう。
| 年齢階級 | 第1子 | 第1子構成比(%) | 
|---|---|---|
| 総計 | 338,908 | 100.00% | 
| 14歳以下 | 27 | 0.00% | 
| 15~19歳 | 3,932 | 1.20% | 
| 20~24歳 | 32,857 | 9.70% | 
| 25~29歳 | 114,465 | 33.80% | 
| 30~34歳 | 114,335 | 33.70% | 
| 35~39歳 | 56,527 | 16.70% | 
| 40~44歳 | 16,000 | 4.70% | 
| 45~49歳 | 687 | 0.20% | 
| 50歳以上 | 72 | 0.02% | 
厚生労働省の人口動態調査(2023)によると、第1子を産んだ方は338,908人いて、そのうち35歳~39歳で出産した方は56,527人、つまり全体の16.70%ほどでした。
25~29歳、30~34歳の割合を併せると33.80%+33.70%=67.50%になり、過半数以上がこの10年間に第1子を産んでいることが分かります。
そのため、36歳で初産はやや遅めと言えるでしょう。
36歳で出産(経産婦・2人目以降)した人の割合
続いて、同じ調査で2人目以降を出産した方の割合について見ていきましょう。
| 年齢階級 | 第2子 | 第2子構成比(%) | 第3子以上 | 第3子以上構成比(%) | 
|---|---|---|---|---|
| 総計 | 266,195 | 36.60% | 122,185 | 16.80% | 
| 14歳以下 | – | – | – | – | 
| 15~19歳 | 373 | 8.60% | 20 | 0.50% | 
| 20~24歳 | 11,783 | 25.00% | 2,555 | 5.40% | 
| 25~29歳 | 56,626 | 29.90% | 18,247 | 9.60% | 
| 30~34歳 | 107,386 | 40.50% | 43,388 | 16.40% | 
| 35~39歳 | 71,660 | 41.30% | 45,336 | 26.10% | 
| 40~44歳 | 17,823 | 38.70% | 12,197 | 26.50% | 
| 45~49歳 | 523 | 31.80% | 435 | 26.40% | 
| 50歳以上 | 21 | 21.00% | 7 | 7.00% | 
第2子を産んだ方のうち、35歳~39歳で出産した方は71,660人、つまり全体の41.30%ほどでした。
第2子構成比としては一番多く、36歳で2人目を産むのは珍しくありません。
同様に、第3子以降を産んだ方のうち、35歳~39歳で出産した方は 45,336人、つまり全体の26.10%ほどでした。
第3子以降に関しては40~44歳、45~49歳のほうが割合が高いことから、36歳で妊娠する確率は十分あると言えるでしょう。
36歳の妊娠確率が20代より低い理由
加齢とともに妊娠確率が下がるのは、「卵子の質」によるものです。
卵子のもとになる「原始卵胞」は胎児期に約200万個作られていて、生まれてからその数が増えることはありません。
つまり、年齢を重ねると体と同じように卵子も老化し、質が低くなるということです。
卵子の老化が急激に進むのは35歳あたりと言われており、40代での妊娠確率はわずか数%になります。
このような理由から、子供が欲しくても年齢で諦めてしまう方が多いのです。
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36歳は高齢出産?リスクを解説
医学上、35歳以上の初産を「高齢出産」と呼びます。
ここまで紹介したデータを見ても分かるように、現代において35歳以上で初産するのはそこまで珍しくありません。
しかし、35歳を過ぎると卵子の質が低下したり、流産・染色体疾患・母体の異常などのリスクが高まることから、今もなお「35歳以上の初産=高齢出産」と定義づけられているのです。
高齢でも妊娠できる可能性はありますが、リスクを踏まえると早めに妊活・不妊治療したほうが良いでしょう。
36歳で妊活する時に知っておきたいこと
36歳で妊活を始める場合、または将来的に子供を授かりたい場合、以下のような準備をしておきましょう。
- 女性ホルモンのバランスを整える
- 卵子凍結を検討する
順番に解説します。
女性ホルモンのバランスを整える
1つ目は「女性ホルモンのバランスを整える」です。
女性ホルモンのバランスは、妊娠しやすさに直結します。
女性ホルモンが乱れているとなかなか妊娠できないので、生理不順・PMS(月経前症候群)・肌荒れ・冷え性・不眠などの不調を見逃さないようにしましょう。
なお、女性ホルモンを整えるには、規則正しい生活を送ることが大切です。
- こまめに疲れを取る
- 栄養バランスの良い食事を摂る
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- リラックス・ストレス解消
特に「36歳で妊娠するためのポイント」で紹介する部分に関しては、今から日常生活に取り入れていきましょう。
卵子凍結を検討する
2つ目は「卵子凍結を検討する」です。
卵子凍結とは、将来の妊娠・出産に備えて若いうちに卵子を採取・凍結保存することです。
若いうちに質の良い卵子を採取しておくことで、いざ不妊治療を進める時に妊娠確率を高められます。
なお、35歳を過ぎると卵子の質は下がってしまいますが、1年でも早く卵子凍結することが、2年~3年後の不妊治療につながります。
36歳で妊娠率を高めるためのポイント
36歳で妊娠するために、今から体づくりをするのも大切です。
ここでは、特に意識したい5つのポイントをまとめました。
- 規則正しい生活を送る
- 適度な運動
- 冷えを改善する
- ストレスをためない
- 栄養バランスの良い食事
順番に解説します。
規則正しい生活を送る
1つ目は「規則正しい生活を送る」です。
毎日同じ時間に起床・食事・就寝することで、体内時計が整います。
特に決まった時間に睡眠を取ると、ホルモン分泌が良くなり、妊娠しやすい健康な体が作られます。
肌やメンタルも向上するので、今日から意識してみてください。
適度な運動
2つ目は「適度な運動」です。
適度に運動すると代謝が良くなり、血液が循環しやすくなります。
結果、生殖機能の働きが活発化する上、健康体重をコントロールしやすくなるので一石二鳥です!
ただし、ランニングや激しい筋トレは逆効果になることもあります。まずはストレッチやヨガ、ウォーキングから始めてみましょう。
冷えを改善する
3つ目は「冷えを改善する」です。
冷えの改善は妊活の基本といっても過言ではありません。
体が冷えると卵巣も冷えてしまい、受精・着床しにくくなるので、冷たいものを控えたり温かい飲み物を積極的に摂ったりしましょう。
また、最新の研究では腸内環境も妊娠率に影響を与えることが分かっています。
腸内環境が悪いと、妊活に必要な栄養素を吸収しにくくなる・子宮内フローラに悪影響を及ぼす可能性があるので、腸内ケアにも取り組んでみてください。
子宮内フローラとは:子宮内に住み着いて活動している菌の集団のこと。
善玉菌であれば子宮内を弱酸性に保って、受精卵の着床を助けてくれる。一方、乱れると不妊・流産・早産の原因になる。
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ストレスをためない
4つ目は「ストレスをためない」です。
過度なストレスは、妊娠に大きく影響します。
ストレスを溜め込み過ぎると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れてしまうので、こまめにストレス発散するようにしましょう。
また、仕事や日々の人間関係だけでなく、なかなか妊娠しないこと自体がストレスにあることもあります。
パートナーと協力しつつ、長期的な目線で不妊治療・妊活を進めてくださいね。
栄養バランスの良い食事
5つ目は「栄養バランスの良い食事」です。
栄養バランスの良い食生活は、健康な体づくりに直結します。
特に妊娠には「葉酸」が大切です。摂取推奨量は240µgですが、妊活中・妊娠初期の方は追加で400µgほどの葉酸をサプリメントから摂取するようにしましょう。
その他、ビタミンA・C・Eやカルシウム、鉄分も卵子の質を高めるのに効果的ですよ。
36歳の妊娠確率に関する質問
36歳の妊娠確率【まとめ】
妊娠確率は35歳あたりから下がり始め、流産・ダウン症などの染色体異常リスクが高まります。
しかし、近年において36歳で妊娠するのは珍しいことではなく、第2子以降の妊娠割合は一番多い年代です。
生活リズムを整える、卵子凍結・不妊治療を検討するなど、妊娠しやすい体づくりをすれば36歳での妊娠も十分可能なので、自分のペースで妊活してみてくださいね。
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