「ラクトバチルスは妊活に良いって本当?」「ヨーグルトやサプリで増やせるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ラクトバチルスは腟内や子宮内に存在する善玉菌の一種で、ラクトバチルスの割合が高いと、悪玉菌の増殖を抑えやすくなり、腟内環境の維持につながるとされています。
本記事では、ラクトバチルスが妊活で注目される理由や増やし方、注意点まで分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ラクトバチルス菌はストレスや睡眠不足、加齢などの影響で減少しやすく、食事だけで十分な量を補うのは難しい場合があるため、妊活中はサプリなどで継続的に摂取できる環境を整えておくことが大切です。
mitasは、ラクトバチルス菌の1種であるクリスパタスKT-11を8億個配合しているほか、善玉菌をサポートするとされるラクトフェリンも含まれています。

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江川 美穂
不妊治療の専門家兼NPO法人日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラー。大学卒業後、不妊治療に興味を持ち、不妊治療を研究している医療機関を徹底的に調査して分析。自身も不妊治療を経験し、現在は一児の母。

原田 美由貴
自身も不妊治療を経験。「子どもを授かりたい」という強い思いから、不妊治療に特化した数多くの医療機関を受診。体外受精やホルモン治療など、さまざまな治療法に取り組んできた実体験をもとに、不妊に悩む方々に寄り添う記事を執筆。現在は二児の母。
ラクトバチルスとは?妊活中に注目される理由
ここでは、ラクトバチルス菌の種類や働き、妊活中に注目される理由まで分かりやすく解説していきます。
- ラクトバチルス菌の種類と特徴
- 善玉菌としての役割
- 腟内・子宮内環境を整える働き
それぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ラクトバチルス菌の種類と特徴
ラクトバチルスは乳酸菌の一種で、現在は70種類以上存在すると言われており、生息場所によって特徴や働きが異なります。
代表的なラクトバチルス菌の種類は以下の通りです。
- ラクトバチルス・クリスパタス:腟内環境の維持や感染症対策
- ラクトバチルス・ラムノサス:免疫力向上や腸内環境改善
- ラクトバチルス・アシドフィルス:腸内環境改善や消化サポート
- ラクトバチルス・カゼイ:免疫力向上や感染症対策
- ラクトバチルス・フィリピンシス:免疫力向上やアレルギー症状緩和、便秘対策
例えば、腟内では「ラクトバチルス・クリスパタス」や「ラクトバチルス・ラムノサス」などが代表的で、乳酸を産生しながら腟内を弱酸性に維持し、悪玉菌や病原菌が増殖しにくい環境づくりをサポートすると言われています。
一方で、腸内では「ラクトバチルス・アシドフィルス」や「ラクトバチルス・カゼイ」などが多く存在しており、善玉菌をサポートしながら腸内フローラのバランス維持に関わると考えられているため、整腸作用や便通との関係も研究されています。
善玉菌としての役割
ラクトバチルスは、乳酸を作り出して悪玉菌が増えにくい環境を維持する働きがある善玉菌として知られています。
善玉菌の代表的な役割は以下の通りです。
- 乳酸を産生して悪玉菌が増えにくい環境を維持する
- 腸内フローラのバランス維持をサポートする
- 腟内を弱酸性に保ち病原菌が増えにくい状態を維持する
- 健康維持や免疫との関係が研究されている
女性の腟内は健康な状態では弱酸性に保たれており、ラクトバチルスが乳酸を産生すると、病原菌や悪玉菌が増殖しにくくなる可能性があります。
また、腸内では善玉菌をサポートしながら腸内フローラのバランス維持に関わると考えられており、便秘や消化との関係も期待できるでしょう。
腟内・子宮内環境を整える働き
健康な腟内ではラクトバチルスが優勢な状態に保たれており、外部から侵入する悪玉菌や病原菌の増殖を抑える働きがあるとされています。
例えば、ラクトバチルスは乳酸を産生しながら腟内を弱酸性(pH4.0〜4.5程度)に保つ働きがあり、悪玉菌や病原菌が増殖しにくい環境づくりをサポートすると考えられています。
また、ラクトバチルスが優勢な状態を維持できると、細菌性腟症などの感染症リスクを抑えながら、健康的な腟内フローラを維持できるでしょう。
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ラクトバチルスのサプリは不妊・妊活中どんな影響がある?
ここでは、ラクトバチルスが妊活・不妊治療で注目されている理由について詳しく解説していきます。
- 妊娠率が上がる
- 流産・早産リスク低下との関係
- 細菌性腟症の対策につながる可能性
- 着床環境との関係も注目されている
それぞれ順番に解説するので、ぜひ参考にしてください。
妊娠率が上がる
1つ目は「妊娠率が上がる」です。
複数の研究では、子宮内にラクトバチルス菌が多く存在する女性ほど、妊娠率が高い傾向にあると報告されています。
これはラクトバチルスが多い状態だと、悪玉菌や病原菌が増殖しにくい環境を維持しやすくなり、子宮内フローラのバランス維持につながる可能性があるからです。
流産・早産リスク低下との関係
2つ目は「流産・早産リスク低下との関係」です。
腟内環境が乱れて細菌性腟症などを起こすと、悪玉菌の増殖によって炎症が起こりやすくなり、着床しにくくなったり、流産や早産リスクの上昇につながったりする可能性があるとされています。
その点、ラクトバチルスが優勢な状態だと、悪玉菌や病原菌が増殖しにくくなるため、腟内環境を健康的に維持しやすいと言われています。
また、早産の原因の一つとされる「ウレアプラズマ」は、ラクトバチルスなどの善玉菌が少ない環境で増殖しやすいとの報告もあり、腟内フローラのバランスを保つことが大切です。
細菌性腟症の対策につながる可能性
3つ目は「細菌性腟症の対策につながる可能性」です。
先述した通り、ラクトバチルスは乳酸を産生して腟内をpH4.5以下の弱酸性に保ち、悪玉菌が増殖しにくい環境づくりをサポートします。その結果、腟内フローラのバランスが保たれやすくなり、細菌性腟症の対策にもつながります。
一方で、腟内のラクトバチルスが減少すると、細菌性腟症を起こしやすくなり、炎症によって早産リスクが高まる可能性があるので、妊活中から腟内フローラを整えるようにしてください。
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妊活中にラクトバチルスが少ないと妊娠率が低くなる理由
ラクトバチルスが少ない環境では「ウレアプラズマ」や「マイコプラズマ」といった細菌が増えやすく、流産や早産のリスクと関連する可能性が指摘されています。
実際に、早産した妊婦と正期産で出産した妊婦の腟内細菌を比較した研究では、早産群でウレアプラズマの検出率が高く、正期産群の約3倍に達したという報告があります。
また、出生体重1,000g未満の極低出生体重児を出産したケースを調べた研究では、約6割でウレアプラズマ感染が確認されました。
妊活中はラクトバチルスを意識的に増やしながら腟内・子宮内環境を整えるとともに、必要に応じて定期的な婦人科検診やフローラ検査を受け、早産や流産のリスク管理につなげるようにしてください。
妊活中にラクトバチルスが減る原因とは?
ここでは、腟内・子宮内のラクトバチルスが減る主な原因について詳しく解説していきます。
- ストレスや睡眠不足
- 抗生物質の乱用
- 加齢やホルモンバランスの変化
- 食生活の乱れや栄養不足
それぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ストレスや睡眠不足
1つ目は「ストレスや睡眠不足」です。
強いストレスや慢性的な睡眠不足が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなり、腟内フローラへ影響する可能性があると言われています。
妊活中は、仕事や不妊治療への不安などによってストレスを抱え込みやすく、生活リズムが乱れる方も少なくありません。
また、ストレスによって免疫バランスが乱れると、ラクトバチルスが減少し、悪玉菌が増殖しやすい環境になる場合もあるため、妊活中はラクトバチルスだけでなく、睡眠や休息を意識しながら生活習慣全体を整えるように意識しましょう。
抗生物質の乱用
2つ目は「抗生物質の乱用」です。
抗生物質は細菌感染の治療に使用されますが、悪玉菌だけでなくラクトバチルスなどの善玉菌まで減少させる場合があるとされています。
特に、自己判断で長期間服用を続けたり、軽い風邪でも頻繁に使用したりすると、腸内や腟内フローラのバランスが乱れやすくなる可能性があります。
加齢やホルモンバランスの変化
3つ目は「加齢やホルモンバランスの変化」です。
ラクトバチルスは女性ホルモンの影響を受けやすく、加齢やホルモンバランスの変化によって減少する場合があります。
中でも、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが低下すると、腟内で乳酸が作られにくくなり、弱酸性環境を維持しにくくなると言われています。
また、生理周期や妊娠、更年期などによってもホルモンバランスは変化するため、普段の生活からホルモンバランスを整える意識をしましょう。
食生活の乱れや栄養不足
4つ目は「食生活の乱れや栄養不足」です。
偏った食生活や過度なダイエットによって栄養不足が続くと、善玉菌が増えにくい環境につながる可能性があります。
中でも、たんぱく質や食物繊維、ビタミン類などが不足すると、腸内環境や免疫バランスへ影響する場合もあるとされています。
また、妊活中は葉酸や鉄分、ビタミンDなど不足しやすい栄養素が多いので、必要に応じて妊活向けサプリで栄養管理をサポートするのもおすすめです。
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ラクトバチルス菌の増やし方
ここではラクトバチルスを増やす方法について紹介します。
- ラクトフェリンを摂取する(プレバイオティクス)
- ラクトバチルス菌を増やす食べ物を食べる
- 乳酸菌を摂取する(プロバイオティクス)
- 乳酸菌を腟内に挿入する(プロバイオティクス)
それぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ラクトフェリンを摂取する(プレバイオティクス)
1つ目は「ラクトフェリンを摂取する(プレバイオティクス)」です。
ラクトフェリンとは、母乳や涙、唾液などにも含まれているたんぱく質の一種であり、近年は妊活や腟内フローラとの関係から注目されている成分です。
ラクトフェリンには、腟内や腸内で悪玉菌が増えにくい環境を整え、ラクトバチルスなどの善玉菌が優勢な状態を維持する働きがあります。
こうした善玉菌の増殖を助ける成分は「プレバイオティクス」と呼ばれ、ラクトフェリンもプレバイオティクスの一種として注目されています。
ラクトバチルス菌を増やす食べ物を食べる
2つ目は「ラクトバチルス菌を増やす食べ物を食べる」です。
ラクトバチルスを増やすためには、乳酸菌そのものだけでなく、善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖などを意識して摂取することも大切です。
特にヨーグルトや納豆、キムチ、味噌などの発酵食品は、善玉菌をサポートする食品として知られており、妊活中に取り入れる女性も増えています。
また、バナナや玉ねぎ、大豆などに含まれるオリゴ糖は、ラクトバチルスなどの善玉菌のエサとなり、腸内フローラのバランス維持をサポートするとされています。
乳酸菌を摂取する(プロバイオティクス)
3つ目は「乳酸菌を摂取する(プロバイオティクス)」です。
プロバイオティクスとは、体に良い働きをすると考えられている善玉菌を直接摂取する方法を指し、ラクトバチルスもその一種として注目されています。
特にヨーグルトや乳酸菌飲料、ラクトバチルスサプリなどは、手軽に乳酸菌を摂取しやすいため、妊活中に取り入れる女性も増えています。
乳酸菌を腟内に挿入する(プロバイオティクス)
4つ目は「乳酸菌を腟内に挿入する(プロバイオティクス)」です。
近年は、ラクトバチルスなどの乳酸菌を含む腟剤やジェルを使用し、直接腟内へ乳酸菌を届ける方法も注目されています。
また、腟内へ直接乳酸菌を届けることで、ラクトバチルスが優勢な状態を維持しやすくなる可能性が研究されています。
不妊治療クリニックによっては、子宮内フローラ検査の結果を参考にしながら、乳酸菌製剤を活用するケースもあるようです。
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妊活中にラクトバチルスを摂取する時の注意点
ここではラクトバチルスを摂取する際の注意点について解説します。
- 過剰摂取のリスク
- アレルギーへの注意
- 医師へ相談した方が良いケース
それぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
過剰摂取のリスク
1つ目は「過剰摂取のリスク」です。
ラクトバチルスや乳酸菌は体に良いイメージがありますが、「たくさん摂れば摂るほど良い」とは限らないため注意が必要です。
例えば、サプリや乳酸菌飲料を複数併用すると、想定以上に乳酸菌や糖分を摂取してしまうケースもあります。
また、人によってはお腹が張ったり、下痢や便のゆるさなどを感じたりする場合もあるので、用法・用量を守りながら、体調変化を確認しつつ無理なく継続する意識が大切です。
アレルギーへの注意
2つ目は「アレルギーへの注意」です。
ラクトバチルスサプリやヨーグルトには、乳成分や大豆由来成分などが含まれている場合があるので、アレルギー体質の方は注意が必要です。
特に、乳酸菌飲料やサプリは乳酸菌だけでなく、香料や甘味料、ゼラチンなど複数の原材料が使用されているケースもあります。
医師へ相談した方が良いケース
3つ目は「医師へ相談した方が良いケース」です。
ラクトバチルスサプリは比較的取り入れやすい商品ですが、妊活中や妊娠中は自己判断だけで使用しない方が良いケースもあります。
中でも、不妊治療中の方や持病がある方、現在薬を服用している方は、サプリとの飲み合わせへ注意が必要です。
また、おりものの異常や強いにおい、かゆみなどがある場合は、細菌性腟症や感染症の可能性もあるため、気になる症状が続き不安な方は、自己判断で放置せず婦人科や不妊治療クリニックへ相談するようにしましょう。
妊活とラクトバチルスに関するよくある質問
ラクトバチルスは妊活に良い【まとめ】
ラクトバチルスは、腟内や子宮内フローラを整える善玉菌として注目されており、近年は妊娠率や着床環境との関係も研究されています。特に、ラクトバチルスが優勢な状態だと、健康的な腟内フローラの維持がしやすくなると言われています。
また、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどによってラクトバチルスは減少しやすいため、ヨーグルトや乳酸菌サプリ、発酵食品などを活用しながら、生活習慣全体を整える意識も大切です。
ただし、妊活中はラクトバチルスだけでなく、葉酸や鉄分、ビタミンDなどの栄養管理も欠かせません。妊活中の栄養バランスが気になる方は、妊活向け葉酸サプリ「mitas」もチェックしてみてください。
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